法螺貝です。

新入りのホラ貝。

見た目はキタナイです。(笑)
なんせ 安かったもので。 仕方ありません。
・・・で、これを法螺貝に仕上げるワケです。
ホラ貝から法螺貝へ。
まあ 屁理屈みたいなもんですけどね。


私が子供のころから使っている法螺貝は結構大きさがあるので
低音も比較的しっかり出ます。


この貝は小さいので歌口の取り付け方次第で ズイブン変わりそうです。
歌口は、何でもいいんですけど これは真言型。
他にチョット長めの天台型というのもあります。


このような小さな貝には 天台型の方がイイかもしれませんが
たまたまコッチが手に入ったので 気にせず製作しようかと思います。


実際これが初めてではありません。


以前から持っている法螺貝も ズイブン改造してます。

高校生のころから何度も歌口を外しては加工し直して取り付けてます。


私の場合、トランペットをやっていたので
法螺貝吹くのは口の真ん中。


その代り 写真の歌口だけで音階も吹けちゃいますね(笑)


過去にトランペットの歌口(マウスピース)に随分凝った時期がありまして、
同じメーカーの 同じ品番のものをいくつも買って
少し削っては 違いを確かめました。


随分前ですが、 何度か一緒に仕事をご一緒した先輩で
何代目かの【必殺仕事人】のテーマのレコーディングされた方がいらっしゃいまして
その人は いつも【ハサミ】を持って仕事に来られます。


そして、 その日の仕事内容というか 譜面を見るなり 【これや!】って言って


ピューっと 軽く削るんですね。


そして いきなり ビシッ!と決めちゃう!


まあ、そこまでなるのに 100本以上の同じ型のマウスピースを削ってるんですね。
一本1万円としても 100万円です。


それを見て 誰もマネようとはされてませんでした。
しかし、人一倍 【どこを どう削ると どんな効果がある】って事をご存知でした。


まあ、このオッサンこそ【仕事人や!】って思いましたね(笑)


もちろん私は そんな領域に行けるはずないんですけど、
興味があったので 不要となったマウスピースを削って実験したり、
旋盤を使って付属パーツを作ったりしてました。


高校時代の選択授業で【旋盤】を選択していて 良かった! と思えましたね。 その時は。
私は電子科だったので 機械系の選択とる者なんてほとんどいなかったワケです。


【おまえは変わってる!】って先生に随分言われたもんです。
まったく気にしてませんでしたけどね(笑)


とにかく 自分でモノを作るってことにはとても興味がありました。
中学の時も彫刻やブロンズ、水彩・油絵のマネごとや七宝焼にカゴを編んだり
写真やったり・・・どれも中途半端でしたけどね。


基本的に 自分でやらなきゃ気が済まないタチだったわけです。


今は、人頼みですけどね。


でも、たまには 何か作りたくなっちゃうワケです。


来月、奈良の大峰山にチャレンジしようかと
チョッピリ思ってまして。
行くなら 法螺貝持って行きたいし。


以前から持ってる貝は 親父に買ってもらった宝物ですので
ウッカリこけて割れたらたまりません。


なので、見た目はどうでもいいから 自分で作れる貝が欲しかったんですね。


この歌口の取り付け作業って
実はかなりシビアです。


コンマ数ミリの違いで随分変わります。


トランペットも、マウスピースからの直線部分が一番大事で
少しでも凹んだら その楽器は死んだも同じ。


その発想でいけば 法螺貝も同じなんですね。


接続部分の処理方法次第で 鳴りやすさと コントロールのしやすさが
まったく違う!


作り方?


企業ヒミツです(笑)


作業手順とこだわるポイントに秘密があります。
すなわち 【見えない部分】


この貝は どういう『味付け』にするか、
今から楽しみです。



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