仕事の合間に・・・(山へ)

今年も日に日に残り日数が減る・・・・


あたりまえですけど。


年内に片付けなきゃならないことって 結構あるものです。


完全に忘れてしまってることも 少なくない。


今、 今年の資料の見直し作業をおこなっております。



・・・・で、思うのが、 不動産の状況がかなり変わった ってこと。


恐るべき変化を遂げています。



売れる物件は、 勝手に売れるし、
売れない物件は、 全く売れないし。


・・・でも、売れない物件は 価格が異様に安いので
考えようによっては かなり 【穴場】だったりする(笑)



そんなことを あれこれ思いながら事務所にいると ・・・今日は来客が多かった。



とは言っても、 いわゆる『不動産』のお客さんは皆無(笑)



まさに、いろんなジャンルの方々が来られて 色んなお話をした。



そんな折、 商工会青年部のG君が 遊びにやってきた。


もう話題は 【天狗岩】


先日の『山吹MTB大会』の参加者の方で サイクルメーターを紛失された方がおられたので
よい口実に 急きょ山へ行くことに(笑)


このG君、 かなりイイ【目】をしている。

だれも気付かないようなところを 常に見ている。


龍王の滝を越え もうそろそろ 代官屋敷跡っていうところで、


【あの 斜めの石。 どういう意味あるんやろう?】 だって。


気になるので バックすると そこには・・・・


写真だとわかりにくいけど、
昔の石垣跡らしきものが 道路を斜めに横切っている。


以前、 山の不動産売買にともない 境界を調査したことがあった。

登記上の道路と 現況の道路の位置が大幅に異なっていた。



自動車が無かったころからの『古い道』では 木材の切り出しに都合が悪く
複数の民間所有者の土地の ど真ん中に 【都合の良い道路】を切り開き
現在もそのまま使用されていたりする。


その道が 国土地理院発行の地図にも記載されていることも。


まあ、国土地理院の地図の場合、 土地の所有権までは調べてないだろうし、
当然と言えば当然かもしれないけど、

事情を知らない一般人が見れば 【おおやけの道】って勘違いする人が大半だろう。


そのあたりの 詳しい【経緯】を知っている 【山の生き字引】的な人が
どんどん高齢化あるいは亡くなられ、
そのご子息などに 情報が継承されていない! という まさに危機的状態を目の当たりにした。



そんな経験から、 この場所も そういった 【ものがたり】が残されているのだろうか?

・・・と、 しばし考えてしまった。


井手町のように 急峻な山が続く地域は 人の手が入らず どんどん荒廃し
ますます人間を受け付けなくなる・・・・という 悪い循環がおこっているように思う。


少しでも、山に関心を持ってもらえるよう、何かをおこさなきゃ
土地の境界確定の全く不可能な土地になるだろう。


いや すでに 多くがそのようになっているだろう。


仮に、 山に興味のある人が現れ、
山の売買が行われたり、 植林や伐採がおこなわれると
とたんに 近隣の土地や地上権の所有者は 気になってくるものだと思う。


長年 そういった感覚が無くなってしまうと
まったく興味や関心が無くなり 現在のような状態になる。


今後 このままでは 良くなることはありえないだろう。


何をすればよいのかわからないけど、
少しでも関心を持ってもらえるような 【刺激】を作ることはできるように思う。


その一つが 商工会青年部の 山吹MTB大会であってもいいし、
ハイキングであってもいいし、 山菜採りでもいいし、
山の名所探索であってもいいし。



そんな意味でも 【天狗岩】には とても興味がある。


【天狗岩】を新しい名所にできるだろうか?


【天狗伝説】を探しまくり 特産品もできるんじゃないだろうか?


桜も 山吹もいいけど、 年中通して関心持ってもらえるもの・・・
そういうモノが 多いに越したことはない!


・・・って言っても 問題はイッパイあると思います。


たとえば、 誰の所有か?


道程は 誰の所有地を通るのか?


調べれば ある程度分かるだろうけど
・・・・こんな話を理解してもらえるか?


不動産屋だから 余計に心配になる。


でも、たとえOKもらえなくても、
山の所有を再認識してもらえれば
【ほんの少しでも】山の荒廃を食い止められるかもしれない。



そうだ! ウチの青年部のオザキ副部長
植林の査定してもらおうか(笑)



ややこしいハナシになるかな?



まあ、 それはそれとしても 山に関心持ってもらって
山に名所を見つけて・・・ってすればオモシロイかも。


例えば 児玉岩古墳。


万灯呂山の南方の山頂にある古墳。



京都府で最も標高の高い場所にある古墳らしいです。


実際 眺めは素晴らしいところです。



私が小学生の頃の山火事で発見されたその古墳、
その消火作業の際 古墳の石の上で無線連絡をしていたそうです。
ウチの親父が。


まさか古墳だとは夢にも思ってなかった! って何度も聞かされました。


その後、発掘調査が終わり まだ焼けた木の根がゴロゴロしている中を
何度も見に連れて行ってもらいました。


子供心にも とにかく南側の景色が 素晴らしかったのが印象深く
いまだにハッキリ憶えています。


あんなイイところ、 なんで公園みたいにしないんやろ?


子供心に思いました。


とにかく北の城陽市にしても 南の山城町木津川市)にしても
山は比較的なだらかで、井手町の山々は際立っています。


そのせいか、古地図を見ても、そして伝承にも
眺めの良い場所には ことごとく【何か】が眠っているようです。


もしかしたら、万灯呂山山頂にも 【何か】があるかもしれません。


そんな事を考えながら 山を降りました。


最後に 帰りに撮った 夕日の写真を。

ナゼか・・・線香花火を思い出しました(笑)


やっぱり井手町に住みたいな!
って方は お気軽に!
 
しのだ不動産 電話0774−82−5808
http://www.athome.co.jp/ahki/s-fudo3.html
s_fudo3@yahoo.co.jp