展示品

しばらくのあいだお借りすることになった展示品。



その名も『珈琲碗』
陶房『弥三郎』の北川宏幸氏作


この北川さんの工房は
ウチから歩いて1分ほどのところ。


私の親元からも 徒歩1分ほど。


北川さんがこの場所で窯を開かれた当初から
よくお邪魔していましたし、


弟さんもよく知ってるし、
私の もっともよく知っている陶芸家。


北川さんは、
いつでも どんなときでも 『おだやか』


しかし、 ハートは ものスゴク ファンキー!!(笑)



作品は 『緻密』で 『繊細』で 『個性的』



ウチの家では ズイブン前から 北川さんの作品を
日常的にたくさん使っている。



しかし! どうしても 日常的に使えない器がある。




緻密で繊細すぎて 絶対に『キズをつけたくない!』って思ってしまうし。



この器だけは ウチの中で 私以外誰もさわりません(笑)
どうも・・・ 私の目つきが・・・変わるらしい




このウツワ、 似合う飲み物ってのが かなり限定される。



透明感のある飲み物は とても映える。




わたしの場合 とびきりの日本酒や 焼酎をいただくときだけ これで呑む。
白ワインもイケるかもしれないな。


とにかく 色が薄くて 繊細な飲み物の良さが ・・・・際立つ。



・・・・って思っていたが、
コーヒーのような『濃い』色も合うのかもしれない。


ちなみに まだコーヒーは入れていないな。





北川さんの作品。


ここ一番って作品は、
決して オールマイティーを狙わず、
他人に媚びず、
妥協せず、
ただ、 ひたすら 『自分の個性』を前面に出してる! って感じ。


プロでやってる人が こうあり続けられるのは
本当にスゴイことだ。


もちろん 注文すれば 何でも作ってくれる。
しかし、 あえて自分の 『作風』を出されてるものが 多いように思う。



だから、 作品も 好む人と好まない人
そして、 使って似合うもの、 似合わないもの、


極端に分かれるだろう(笑)




この模様なんか、


『どんだけ 時間かけてんの?』 って思う。



作者の時間と手間が、 執念となって 作品に凝縮されている感じがしてならない。 


・・・・で、 この北川さんの作品のコーヒーカップ



しばらくお借りして 展示させていただくことになりました。

ホンマに 恐るべき細かい仕事をされてます。


銘入り桐箱付きで たった1万円。

時間給に換算したら いったいなんぼやねん!


・・・って思える。




そう言えば、 比較的 短時間で作られた作品でも
売られているお店によっては ・・・恐ろしい値段になってる。



この北川さんの作品、 東京で個展されると ・・・かなり売れるらしい。



全国各地で 展示販売をされているが、
その地方独特の 『価値観』っていうものが あるそうだ。



北川さんの作品も 熱烈な ファンが付いている。



自分を評価してくれる人への 創作活動。


そういう生き方を 貫き通せるのは カッコイイと思うな。







あっ・・・そうそう。


ウチのお店でのコーヒーカップ
北川さんにお願いすることにした。


実用を考慮し、 全く違うタイプにしようかと思っている。



在庫は 工房ではなく 山奥の倉庫にあるらしい。







さて、 どんなカップがやってくるのか 楽しみだ。





しのだ不動産
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