・・・で、ナゼ茶店なのか？“１
不動産屋をやっていて、つくづく思った。
人は住む場所を選ぶとき、それぞれの価値観で【条件】をつける。
中でも、【駅からの距離】【買い物】【学校】などが多い。
不思議なのは、普段電車に乗らない人でも
【駅からの距離】にこだわるし、
普段の買い物は、広告を見て遠方でも行く！って人でも
近隣の【買い物】できる店にこだわってみたり。
・・・でもね、結局普段行かなくても使わなくても
近くに【ある】と 【無い】とでは、 全然違う・・・ということ。
食べ物屋さんでも そう。
かく言う私も 新婚時代の数年間城陽市に住んでいた。
選んだポイントは、
近所にコンビニがあったこと
近所に居酒屋などの飲み屋さんがたくさんあったこと
スーパーが徒歩圏内だったこと
その他、お店がたくさんあって 便利そうだったこと
駅からの距離
立地条件は そういう感覚で選んだ。
しかし・・・・コンビニとスーパーはよく利用したけど
近所の居酒屋なんか 一回も行かなかった。
行っても遠方の店ばっかり！
つまり、
【お店がある】・・・・【人が集まる】
【人が集まる】・・・・【お店ができる】
という図式がなりたつのである。
そして、 住む人にとって【お店】というものは
必ずしも【利用】を念頭に置いているのではなく
ただ 【あったら便利そう】ってくらいのもの
であることが多い。
今までのお客さんから聞いてもそうだった。
【意外に 近所のお店は行きませんねぇ〜】
今まで、色んな方々に聞かれた。
地元井手町から 【若手を流出させない方法は？】
【商店を増やせないか？】・・・お店があったら 人が増えるのに・・・
【人が増えないか？】・・・人が増えたら お店もなりたつのに・・・
結局 色んな【しがらみ】の減った今の世の中
【イメージ】ってもののシェアが どんどん広がり
便利そうな街・・・・そうでない街 の格差が広がるに至った。
まあ・・・・背景はともかく 私のハナシでいうと、
ウチの事務所の前は 【山背古道（やましろこどう）】
山背古道上、井手町の北玄関に ほど近い。
多い日には 数百人のハイカーが歩かれている。
しかし、 ハイカーの視線は 【前方】のみ。
井手町内のおもな見どころは
ごく一部の 【古い街並み】や【自然】【眺望】
くらいに思われているんでしょうね。 きっと。
私は、昨年 井手町商工会青年部で 【地元の伝説】や【情報】を調査し
まとめる作業をおこなって感じた。
【きりがない】
オモシロイ情報がいくらでも増えてくる。
とても貴重な情報が多い。
資料も集まってきた。
折角集まったそれらの資料も
個人収集で終わったら モッタイナイ話です。
いつでも見てもらったり 教えてもらったり
できる【場】 が欲しいな〜 っと考えたわけです。
そんな情報を、 ネットを使って リアルタイムで発信できたらどうだろう？
今や何でもネットで調べる時代へシフトしてきている。
誰でも簡単に情報発信できる代わりに
その情報の【信頼性】に問題があった。
しかし、情報発信者が増えれば増えるほど
どんどん情報が磨かれていくだろう。
今まで出版されてきた多くの立派な書物・出版物も
・・・人間が作ったモノ。
ただ、想像を絶する努力と情熱が凝縮されている。
そういう意味でも 昔の本は迫力がある。
その迫力を心に インターネットでナマの情報を
リアルタイムで発信すれば ・・・それなりに見ごたえのあるものが
できそうな気がする。
しかし・・・ こんな地味に始めたのに
昨日お客さんが【予想以上】に来てくださった（笑）
店づくりのうえで 色んなご意見もゆっくり聞かせてもらえる・・・
ちょうどいい人数。
コーヒーも いい感じで淹れられた。
何といっても感動なのは
その場でお金をもらえること（笑）
いや、 不動産屋っていう商売は
基本的に【成功報酬】なんですよね。
お客さんの要望で、何カ月も一生懸命に物件を探し歩いて
調査したり関係官庁に通ったり、過去の歴史を調べたり、
近隣の聞き込みしたり・・・・
でもね、お客さんにとっては【一生の買い物】です。
この物件やめます！
それが契約の直前だったりすると 事後処理も大変です。
もちろん何カ月もの努力は水の泡。
無報酬。
そんな世界で過ごしていると
笑顔でお金をいただける・・・って、
とてもシアワセな気分になります。
儲かるとは思ってないけど、 心にやさしい仕事です。
しのだ不動産
電話０７７４−８２−５８０８
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