地元旧家にあるシカケ

数年前におこなった築100年相当の古民家改装時のハナシ。


年数相応に傷んでいたその建物に
優先順位を考えながら手直しをおこなっていた。
100年も経っていると いくつかの雨漏れ跡があるもんだ。


木材の水分含有量が増えると 【シロアリ】の発生確率が増える。



・・・・で、 結局色んな部分を新調することになった。



とりあえず、あっちこっち調査する。

床下まで開けてみてビックリ!



ナント! 床下に囲炉裏のような炉が造られていたのだ。



元々床が無かったのか?

じゃあ 土間で寝てたのか?


・・・そんなワケ ないか(笑)




しかし、 床下に【火種】を置くなんて【自殺行為】じゃないの?



昔の造りだから 換気がよくてCO中毒には なりにくいのか




・・・・でも結局 正体はわからずじまいだった。




ところが昨日、 とある地元の旧家の方とお話しした折り、


【ウチの座敷の下に 昔の炉があんねん】
【オンドルみたいなもんや】


って言われた。


しかも、人間様のためだけじゃなく


【カイコ】のため!  だったとか。



多賀地区の古いお宅には 【養蚕】の道具が数多く眠っている。


【カイコ】が機嫌よく 繭をつくれるよう
人間が骨を折っていたらしい。


明治期に全国的に輸出用生糸の生産が盛んになったとか
学校で習った気がするが、


同時期に行われたものなのか 違うのかは分からない。


多賀だけじゃなく、全国どこでもおこなわれたのか
それとも 特定の地域の地場産業だったのかもわからない。


多賀の乗蓮寺さんには 蚕の石碑があるそうな。


近隣はわからないが この地区で 養蚕が盛んだったことは
間違いなさそうだ。




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