欠陥住宅の作り方

欠陥住宅っていう言葉、
何かにつけてよく聞きます。
まあ・・・そりゃ不動産屋ですもんね(笑)


誰だって、高い買い物するんですから
納得できるモノが欲しいものです。


・・・で、普通はみなさん【欠陥住宅】にならないようにするわけですが、
逆に 完璧な欠陥住宅を作る(あえて造るとは言わない)にはどうするか?
考えてみます。


まずは・・・土地。
欠陥住宅】を作りやすい土地。


・湿気の多い土地。
・不均質なもので埋め立てた土地。
・風通しが悪く、コケがいっぱい生える土地。
・日当たりの悪い土地。
・周囲から雨水が集まってくる土地。
・水の溜まる土地。
・周囲より一段低い土地。
・土砂が流出して、傾いていっている土地。



他にもいろいろありますが、私自身が実際見てきてパッと思いついた例です。


決して、この条件=欠陥住宅・・・ではありません。


ただ、そのまま放置せず 工夫の必要な場所だといえます。
ほぼすべての住宅には、木材が使われています。


その木が、湿気たり・・・乾くまでにまた 湿気たり・・・を繰り返すと、
腐朽菌といって、木材を腐らせる菌が繁殖したり、
シロアリが発生したり。


他に、家具や衣類、寝具などにカビが出ることも。


第一、住んでる人たちの健康や精神面にも与える影響が多い。





そう言えば、 昔から 英雄や 歴史に残る有名人を輩出した土地には
共通するものがあるとか。


水はけがよく、乾燥しやすい土地ばかりだと・・・。

そのへんを勉強された方にお聞きしました。
具体的に●〇系の土質が良い!とかイロイロお聞きしましたが
それはまたの機会に(笑)



土地の良し悪しを見る要素に
水気と 風の流れ 周囲との高低差 土地の強度 
土地の均質度合 などがありますね。


いわゆる【風水】でご判断されるかたもおられますが、
【風水】が最も訴えようとしているところを考えると
・・・より効果的かも。


まあ、【風水】って言っても イロイロあるし
見方によって結果がズイブン異なるので
ここではそこまで掘り下げません。



極論で言えば【風】も【水】も溜まらないように流してやること。


要するに 通気を良くして 悪いモノが家に残らないようにする考え。


【鬼門】にトイレなど不浄なものを造っちゃならない! ってよく言われます。



これもおそらく統計学


京の都の北東に、比叡山がある。
そして【比叡おろし】といわれる強い風が吹く。


・・・・で、家の北東に 不浄なものを配置すると、
家の中に【ニオイ】【雑菌】【湿気】が入り込むと、
中の人の健康や、精神状態に大きな影響がでる。


毎日、カラッと乾いたすがすがしい空気を吸って育った人と


毎日、じめじめ湿って、便所のニオイで目が覚める!って感じで育った人とでは


全然違ってくる! ってこと。



【鬼門・・・】という言葉は、それらが統計としてあらわれたという説がある。



ただ、これは京都に限らず 北風が吹き、太陽が東から昇る地域なら共通するんじゃないだろうか?
って思います。


すなわち、 南半球では きっと逆方向の説があるんじゃない? ってね(笑)


一度 インカ帝国の間取り配置調べてみようかな。



・・・で、私が言いたいのは 土地を選ぶ時、
駅から何分? 買い物便利? 学校ある? 間口が広い? 前の道が広い?
・・・ってのも大事かもしれないけど、
それだけで判断してもいいの? って思うんです。



でもね、湿気てる土地なんて世の中いっぱいあります。


それはそれで、工夫次第で乗り切れるものです。


実際山奥の 苔むした湿地の真中に建つお寺や神社って多いです。

でも、実際何百年建ち続けてるのもある。


長持ちさせる秘訣はかならず存在するんですよね。


周りから水の流れてくる土地は、
水を排出しやすい工夫をしたり

建物を避けて水が流れるよう あらたに溝を造ったり 暗渠を設けたり。


昔は、自然になるべく逆らわないよう
うまくかわしていたようだ。


重機の無い時代だし、一つの工事にも多くの人の目が入ったんだろう。


今は、便利な重機にオペレーター1人で
かなり広範囲の整地などの土木作業ができる。


土をほとんど触らずに終わってしまう工事すらある。


昔の職人さんは、土に馴染む機会が多かっただろう。


昔の人は、大概 小さくとも畑を作ったり
何らかの農作業を兼務している人が多かった。


だから土を見て その土地の特徴がわかる事が多い。


家を建てる場所に適する土と 適さない土の判別は
あるていど経験と、言い伝えでわかっただろう。



最近は、大学の研究機関の成果が最終結論としてみなされることがほとんど。


でも、ここ数十年で 何回覆った?



古き伝統や伝承を軽視し、ろくに現場を見ずに 新しい研究結果や 新説を打ちたて、 
続々と『手柄重視』っぽいものが乱出してくる。
簡単に覆るものって 決まって【軽薄】だったり【あさはか】だったりする。


新しいものも大事ですよ。
進歩がないとダメです。
古いモノばかりにしがみつく必要はない。


でも、大切な伝統や伝承があまりにも軽視され、
数百年、数千年の経験が まったく忘れ去られるのは
もったいない!





欠陥住宅の原因は

土地を見ない。・・・基本を見ない。・・・


そういう心が原因のような気がします。





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