京町家と古民家の研修会

昨日、京都大学宇治キャンパスへ行ってきました。
研修のスケジュール


13:30〜14:00
【京町家とは】
・・・講師 奥田辰雄氏(木四郎設計室 一級建築士


14:00〜15:00
【木造のお話】
・・・森 拓郎先生(京都大学 生存権研究所 生活圏構造機能分野 助教授)


15:00〜16:00
【シロアリのお話】
・・・簗瀬佳之先生(京都大学 農学研究科 林産加工学 助教授)


            • 休みがない------(笑)


結構 ハードスケジュールです。




まあ、 それぞれ講師の方々の専門分野が違うので
大変オモシロイお話が聞けました。


それに、 立場も違うし。



京町家や古民家について学んでいる集まりだから
皆さん それぞれ話をからめて講義を行っていただきました。



本を読んだり、 ネットで調べて 知ってるお話も多かったけど、
それぞれの分野の方々の 【感覚】がとても新鮮でした。


大学の研究って おもしろそう(笑)



・・・・それはともかく 目新しい情報、

木造住宅の性能について。



単純に言うと、 
地震や風に対する特性は? ・・・強いか? 弱いか? 
温度に対する特性は? ・・・良いか? 悪いか?
湿度に対する特性は? ・・・良いか? 悪いか?


結論からいうと・・・やり方次第。


俗に言う【阪神淡路大震災】で倒壊した住宅が連日報道され

なぜか?【在来工法が弱い】との概念を植え付けられたのですが、


・・・・研究者の視点は 全く違いました。




阪神淡路で倒壊した家屋の多くは、 元から構造上問題のある家屋が大半であった。


新潟の地震で倒壊した家屋は、 ほぼすべてが【シロアリ】または【腐朽】による劣化が原因だった。




結論から言えば、 キッチリとした構造の木造住宅は・・・強い!


京大の先生ともなると、 ドッチの味方・・・ってな感じじゃなくて
単純に 結果データのみに興味があるようです。


2×4工法ってのもありますが、
在来工法に一定の工夫をするだけで ほぼ2×4工法の2倍近い耐久能力が出るらしいです。


・・・っと言うより、 2×4工法で 在来工法と同じ量の窓をとったり
同じ間取りにするには 限界があるようで、 一定強度を確保するためには
制限の多い工法らしいです。


そして、合板を使用するので 接着剤やパネル作成のための釘などの金物の量が増えるらしいです。


それよりも大きな問題が、 2×4工法の場合、
【乾燥材】を使う事が 大変重要になるらしいです。


パネル内の気密が上がると パネル内部の湿気が逃げ場を失い、
水に弱い合板を劣化させてしまうというもの。


スギ材などは もともと含水率が200%程度と非常に高く
乾燥方法に工夫が必要だとか。


よく聞く乾燥方法のほかに 驚きの乾燥方法を紹介されました。


あの人らはの発想は・・・かなりオモロイです。



そして土壁。

土壁も工法次第で、 簡単に2×4工法の耐力を抜いていた。



自分たちで 実験のために 左官を勉強して塗ってみたり、
実験棟を建てて、 床下に 【シロアリ】を飼ってみたり(笑)




オモシロイ学校ですよ(笑)







そして、帰りに京阪電車に乗ってみました。

何年振りだろう?
10年以上乗ってないかも。


京阪電車って、 こんな色だったんだ・・・。



それにしても 夕方なのに ガラガラですよ。
大丈夫かい? おけいはん(笑)





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