地元井手 あえて語れば 何と言う??・・・1

♪お昼すぎ、とある方からお電話が、
♪聞けば 地元の伝説を
♪まとめる企画があるそうな。


♪しかも、綴喜相楽と
♪範囲は広いとのことで
♪私に意見を・・・ってなことですが
♪私にゃナニもわかりまへん(笑)


♪でもね、私にとりまして
♪興味が沸くじゃあ〜りませんか!!


♪ってなワケで急遽会議に参加!
♪まいった次第でございます。


♪行けばこういう取り組みの
♪専門の方もいらっしゃり
♪大学教授もいらっしゃる。


♪私は興味深深ね(笑)


♪特に他の町のことなど
♪当然詳しくないですし、
♪貴重なオハナシ聞けました。


・・・で、 井手町のことなら 何? と考えてみました。


万葉集

教科書で皆がお馴染みの 日本最古の歌集ですね。
しかもとってもビッグです。
(4500首以上)


その編集者といえば
大きく二説ありまして、
大伴 家持(おおとものやかもち)説
井手左大臣 橘諸兄(たちばなのもろえ)説
がございます。


しかし、数千首を収蔵する歌集ですから
当然選別にいたるにも多くの人のかかわりが
きっとあったに違いない
(複数の編者説もある)


まあ両者どちらが正しいと
論争そもそもナンセンス。


なぜなら大伴家持は、橘諸兄の部下であり
特に和歌に関しては、両者とっても大好きで
あったそうでございます。


私からすれば どっちであっても メクソハナクソだと思うんですけどね。


★日本二十二社梅宮大社は 井手にあった!★

聖武天皇左大臣を務め
井手左大臣ともよばれた橘氏の祖・橘諸兄の母親
県犬飼三千代(あがたいぬかいみちよ)が
橘一門の氏神としてはじめて祀った神社。
・・・って梅宮大社のホームページやパンフに由緒として載っている。


この三千代さん  ヤリテだったらしいね。
息子(諸兄)に橘姓をつけさせて
自分は最大勢力の藤原氏と再婚し

権力を振るったまま息子諸兄を左大臣にさせる下地をつくったそうな。


有名な 手がイッパイある国宝の 阿修羅像の当初のモデルが

この三千代さんだったらしいってのもオモシロイ。

(こわいよ〜!!!)


この像は木造じゃなくて張子みたいに空洞らしく、
もともとの原型の顔立ちと
今おもてに見えてるお顔は まったく別人らしいよね。


★蛙塚★(かわずづか・かはずづか)
その昔、橘諸兄が【三つ足の蛙】を祀ったらしい。


歌枕・枕詞で【蛙・山吹・玉川】といえば
【井手】を意味するわけでして


松尾芭蕉の 古池や蛙飛び込む水の音 という名句も
芭蕉が弟子に上の句について意見をきいたところ
弟子は【蛙と言えば井手、井手と言えば山吹】 
ということで【山吹や蛙飛び込む水の音】と提案したらしいのですが
結局【古池や・・】に落ち着いたとか。


まあ いろんな逸話があるようで。


さて、この【三つ足蛙】ってのが、中国では財運金運の縁起物とされていて
実際、オカネの上に座る三つ足蛙の置き物などが中国でもあるし
後々日本では、吉野の方でも祀られている。
吉野は今でも大事にされていて蛙にまつわる行事もある。
井手はまったく無いけどね。
井手の方が古いはずだし勿体ないオハナシさ。


景気対策の縁起物として
せいぜい頑張って欲しいものだよカエルちゃん(笑)


参考写真:[http://d.hatena.ne.jp/ide-seinennbu/20080510/1210437885:title=井手玉津岡神社 社殿の木鼻にある
阿吽の蛙]
関連記事:http://d.hatena.ne.jp/s_fudo3/20080721/1216634702

つづく。





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