風水と省エネ間取り

風水って聞くと
迷信や一種の宗教チックに感じる人もおられるようですが、


長年の経験に基づく統計学の側面もあるらしいです。


細かいことはともかく


家の立地や 間取りによって
空気や湿気の建物への影響は極端に変わります。


ハウスメーカー等の近代的な家は
断熱や壁内部の工夫や仕掛けでこれらを克服しようとしていますが
必ずしも成功してないのが現実。



古いものがすべて良いとは言いませんが
古いものを否定(軽視)するあまり
建物内の快適さで古い家に劣るメーカーが多いのも現実。


エアコンや強制換気で建物の温度を制御しようとする
設計思想が根底にあるから


当然・・・停電すると不快度合いは急上昇。


例えば京町家、


あれだけ間口が狭く、極度に密集していて
細長い いわば不自然極まりない造りなのに


不思議と空気がきれいに流れやすい。


単純に 日当たりの良い裏庭と
日当たりの悪い坪庭さえあれば
気圧差ができて空気が流れる。


田舎の大きな家で坪庭が無くても 
本宅につづく蔵や離れなどの建物が
自然の影をつくり、家の周囲にさまざまな気圧差が生まれる。


すると家の内外に自然な空気の流れが形成され
余分な湿気も奪い去り
人にも建物にもやさしい環境ができあがる。


最近、耐震性を強調するあまり
凹凸の無い四角い家が増えた。
そして庇の無い家も。


もちろん【影】が少ない。


猛暑になると いくらエアコンをフル稼働しても
熱がこもって効きが悪くなることもしばしば。


耐震性を追求するのも大事だし
断熱を追及するのも大事だろうけど


日本の気候で培われてきた在来工法の家の特徴や
隠された意味を軽視すると とんでもない過ちを犯すのではないだろうか?


歴史を学ばず 津波を軽視するようなもの。


風水と一口で言っても 色んな要素があるけど
長い歴史に基づく統計からなるものは
軽視すべきじゃない。


なんでも冷静に原点を考えていけば
意外にも身近に しかも簡単に答えがみつかるのかも。





しのだ不動産
電話0774−82−5808
s_fudo3@yahoo.co.jp
物件の検索は→ コチラ
検索になくてもおたずね下さい。

いこい茶屋のよろずバナシ
【いこい茶屋の川柳ノート】

川柳の投稿はコチラ
ikoi.senryu@gmail.com