換気ダクト

今朝、新聞を見て思った。
京都市餃子の王将が燃えたってはなし。


火事当日は定休だったというほか原因は書かれてなかった。


それで思い出したんだけど
中華料理屋さんなんかの換気ダクト。


予想通り アブラでコテコテ。


ハンパじゃない量です。


そういったアブラも 時間とともに変質していき
大変燃えやすくなるとか。


煙の出ない焼肉屋さんなんかもね、
見えるところは綺麗だけど、
見えない部分は・・・・・。


当然、完璧なメンテナンスは不可能だし
【燃えやすい】【不衛生】【ニオイのもと】
という不名誉なオマケがついてくる。



・・・でもね、 お店の場合は設備が命。


立派な設備で、サービス良くて、美味しくて、安かったら・・・客が入る。

そして雰囲気作りが大事。


同じくコテコテ系の ラーメン屋さんだったら
換気ダクトが見えても 比較的気にされないけど


高級中華料理や 高級焼き肉店 ファミリー向けの店なんかは
ダクトなどの【現実的でリアルなもの】はできるだけ見せないよう配慮されているそうな。



友人のハウスクリーニング業者が言っていた。
ある有名中華料理店などのダクト清掃で、 
アブラまみれになりながらダクトの中を這って行き
削るようにアブラをとる。


相当な量が出るそうだ。


当然ダクトが長いほど 排気中の油がダクト内で溜まる。
排気の不純物が減って ご近所から喜ばれるかも。


このような有名店でも数カ月〜1年ごとに【油が溜まってから】しか清掃しない。

いや実体は 全くメンテしないお店の方が多いかも。


ダクトの継ぎ目から溜まったアブラがシミ出て 滴って・・・ようやくメンテ。
消防署などから指摘されて・・・しぶしぶメンテ。


そんなパターンも結構多いらしい。



・・・で、 これ、 実はお店だけのハナシじゃないんです。


一般住宅でもね。 あるんですよ。



ここ20年ほどの間だけでも ちまたの生活様式がズイブン変わった。
家の間取り・・・そして【キッチンの配置】は近年特に変わってきた。


LDKの定着


LDK・・・リビング・ダイニング・キッチンの略。
決して・・・Lサイズ・ダカラ・カッコイイ の略ではない。 


限られた大きさの土地に
限られた予算で
構造上ギリギリの大きさの
広いLDKを造るのが【常識】となってきている。


おまけに【+吹き抜け】ってのまである。


省エネと逆行してるから 今後変わるかもね(笑)



ハナシがそれたが 要は 【見た目重視】が先鋭化してきたもんだから
キッチンの無理な配置に伴う【換気パイプの延長】が進んでいる。


対面キッチンや アイランド型キッチンってのまで増えている。


私も何度か見ましたが、 換気パイプからの油漏れ。


天井裏にアルミ製の蛇腹パイプを転がして 近くの壁まで出すわけですが
ちょっと動かすと ズッシリ! と 重かったり(笑)


油がシミ出てるだけじゃなく 構造的にムリしてるのか 大事な (はり)に
大穴をあけてまで 換気パイプを通してる例も。


築20年で無価値!っていう政策が 沁みわたった日本です。


今更 50年 100年住宅 なんて言ってもね。


基本的な住宅の評価基準が変わらなきゃ
どんな建て方であっても 中古で売るときは築年数で判断さてるよ(笑)


25年前に とあるハウスメーカーで建てたお客さんがつぶやいた。


【一生住めるって聞いたのに・・・】


まあ 失礼ながら・・・確かに 見るからにボロボロで
天井材も自然にたわんでぶら下がってたり。


まあ 見たこと無いような劣化具合。



誰もが知ってる有名メーカーの家で、 当時の最先端の研究の成果だったはず。



・・・そんな感じの家を何度も見てるうちに思いました。



基本を ないがしろにしちゃ イカンな〜。



今 の最先端も、10年後は・・・【10年前のたわごと】って言われるかも。


技術の進歩は大事だけど そこんとこがね〜。




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