景気を呼び込む!

100年に一度の不景気! なんて、
言ってしまったら 【それまで!】って言葉が浸透しきっている。

世界同時不況! なんて言っていても
フェラーリが過去最高の売上だったり、
任天堂も過去最高。


そして、この不景気でも全く影響を受けない業種もイッパイある。


不景気!って 『心理的』なものが大きい。


高速道路の下り坂や トンネル手前
そして、反対車線の事故など、
大半の人が 【ブレーキを踏みたくなる場所】には
大したことなくても【大渋滞】がおこりやすい。


過ぎてみれば 誰もが 【わざわざ減速する必要ないやん!】って思える場所でも
大半の人が 同じ行動を起こしてしまう。


今の景気も それに似てるような気がする。


実際 世の中に存在するオカネの量は大差ないハズ。

・・・・ただ 流通しないだけ。



でも、 【人が欲しがるもの】 を創っている人は強い。


たとえ不景気でも、 欲しかったら買う。


バブルがはじけて約20年。


この間 延々と 【不景気】という合言葉が続いた。


しかし、 世帯収入が減っても、【携帯電話】という便利なものが
手の届きやすい価格帯で登場し、
またたく間に 家庭に一台を飛び越え 1人に一台の時代となった。


それにより世帯の出費はあきらかに増えているはず。


なのに、減る気配は さらさら無い。


そして、ゲーム機。
 
ハッキリ言って 生きるために必要なモノではない。
でも、 【人が欲しがるモノ】


携帯電話も多機能化し、 ゲーム機等と同じく
【人が欲しがる機種】を乱開発し 関連業種が潤った。


しかし、本物の不景気到来によって
【人の欲しがるレベル】の違いが鮮明になり、


ホンモノしか生き残れない時代となった。


数年前より 市町村の合併がすすんだ。

この目的は 単純に 【ムダの削減】



企業の合併やリストラもすすんだ。
コレも目的は同じ。


この【ムダ】ってナニか?


一番大切にしなきゃいけない【人間】そのもののこと。



ここ数年の各界の大規模なリストラによって 
人が余りまくってる中で、 トドメの世界同時不景気。


大企業は、会社を守るために 更なる大規模リストラを敢行。

健全な企業まで便乗リストラするありさま。


どこまで【人間】を粗末にすんねん!




私たちの業界も 大変大きな影響を受けている。


今まで住宅ローンで買えたハズの人が
ローンの組めない人になってしまったり、


今まで賃貸住宅の入居審査が簡単にパスできた人が
賃貸住宅さえも断られるありさま。


簡単に言うと 収入の安定が証明できないと 買う事も 借りることもできない。



実際お客さんからも何度も言われた。

【住むところも無く 私は 生きてたらアカンのか・・・】 って。



・・・・実際ウチも大きな打撃を受けている。



不動産屋っていうのは 契約成立させてナンボ。


いくら動いても、 経費掛けても、 契約成立しなきゃ 収入はゼロ。



仮に 契約成立しても、住宅ローンが通らなくて白紙解除になったら ・・・おしまい。


契約に際しての調査経費は一丁前にかかるから ・・・赤字だ。




こんな調子が続けば ウチもかなりヤバくなる。



ウチは、地元中心の仕事をする覚悟を決めている。
もちろん遠方の仕事も行くけど、 本拠地は変えないつもりだ。


だから 本気で地元が活性化してくれないと困る。


私が商工会青年部の活動などに一生懸命になるのは
長期的に見た 【町のブランド力向上】の一翼を担えれば・・・との思いから。



地元が活性化しなきゃ 地元の商売人の未来は無い。


商売人が食っていけなければ、 町はさびれ 不便になり・・・・ますます人口は流出する。
若手が出ていき高齢化が進む。


高齢者すら、  不便な町に住み続けられなくなってくるだろう。


そうならないためにも 町のブランドを高めなきゃいけない。



・・・・ブランド力(りょく)



この不景気に、 京都の観光客は増え続けているそうだ。

ナゼか?  京都のブランド力が 裏付けのあるホンモノだからだ。



世界各地の 誰もが知ってる観光名所もそうだ。

だから、文化を大切にする欧州の価値は 一定以下にはならない。



誰でも【住みたい町は?】って聞かれたら
地域のイメージってのを頭に浮かべる。


ココはいいけど ココはイヤ。



その違いは何なんだ?



そこに気付かなきゃいけない。




例えばウチの商工会青年部活動の『山吹MTB大会』、
町外参加者が大半を占める大会だ。



だが、 ある人は言った。


【町外の人の接待だけしてどうなる?】
【この町に住んでもらわなきゃ意味がない】


井手町のウワサ』事業についても言われた。


【こんなもん作っても変わらないものは変わらない】・・・と。




確かにこれだけじゃだめだ。



しかし、今回の全国大会で、審査委員長でありご講評いただいたNHKの編集局長はおっしゃった。


【私は 井手町という名前を覚えました】
井手町商工会青年部の活動は、全国の他の町でも参考となるモデルケースだ】
 と。





立場の違いもあるだろうが、この感覚の違いは大きい。



この町で 育てなきゃいけないものの『芽』 を踏みつぶすか、大切に育てるかの違いだ。




実際 内容が評価されなければ主張発表大会では勝てない。
逆に 内容が評価されたからこそ 全国大会にまで行けた。







私たちは  今回の商工会青年部全国大会で、 思いっきり井手町をPRして
景気を呼びこまなきゃ意味がない! って本気で考えた。


こんなもんで変わるか!
っと バカにする人がいるだろう。



しかし、今回福岡に集まった全国各地5000人のウチの たとえ10企業でも、


近畿支店を井手町にしようか? とか、人事異動による住宅候補地に井手町を!
っと、 考えてくれるだけで ・・・どうだろう?





今回の岩田君の主張発表の最初の一言にこめられている。

近畿地方の ド真ん中!!】


まさに 全国の商売人に向けた言葉だ。





全国に、 井手町の立地を たった一言で表現するには ナニが良いか?



一生懸命考えた。




本当に全国から注目される町になってほしい。
企業も人も集まってほしい。


行政が 補助金を付けて企業を誘致する手法は
どこの自治体でもおこなっており、目新しさに欠け
税金を垂れ流した分の回収は 果たしてできてるのだろうか?



確かに 企業や住民が増えれば 税収も上がるだろう。
雇用も増えるかもしれないし
町の活気も高揚するだろう。


しかし、お金で釣るにしても 
他にイイ条件つけてくる自治体や
潤沢な資金のある自治体に勝てる筈がない。





実際、井手町は交通の便がかなり良い。


特に、京都・大阪・滋賀・奈良へのアクセスが良く
しかもこれだけ不動産価格の安い町は 他に無い。


自動車の便だけじゃなく、鉄道まで兼ね備えて これだけ安い町は無い。


しかし、単なる安売りだけじゃ未来は無い。
この不景気でも好調なモノのように、【魅力】がなきゃ選んでもらえない。


幸い 井手町には とても素晴らしい過去の遺産が眠っている。


昔の偉人たちが好んで住んだ土地だ。


それをウマく表へ出せば 宇治市や 京田辺市よりも上も狙えるはず
少なくとも 同等のブランド力はある。


現在の状況は 宝のモチグサレで もったいない状態だ。


非常に残念なことに ハッキリ言って井手町の中に
文化的なことを語れる人は皆無に近い。


私の文化的知識もレベルもかなり低い。
しかし、こんな私から見ても ・・・文化を語れる人が異常に少ない。


しかし、  ごく少数だがスゴイ人はいる。


コレを読んで 地元の人が腹を立て 目を向けてほしい。






文化の低い町に 魅力があろうハズが無い。






全国に発信できるものが   ・・・・井手町にはある


それを、井手町の人がもっと知るべきだ。

少なくとも 役場の人間は全員知っておくべきだ。


そして井手町の未来を担う子供たちを教える教師も。
最低限のことを教えなきゃ 誰が教える?



今の状況は あまりにも恥ずべき状況だと思う。



私ごときが 言いすぎかもしれないが。



スポーツも良いけど それ以外の 文化的かつ地域活性活動で 今回、井手町が全国トップ級レベルで評価された今、


クダラナイ建前やプライドなんか関係無しに
これに乗っかってくれたらいい。


他に全国級のモノがあるか?
全国級のモノを出せるか?



今一度 考えてもらいたい。



こんなお膳立てされたチャンスすら モノにできない町に  希望は無い。




おかげさまで10周年
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