震災から１４年・・・

阪神淡路大震災。
実は私、　あの揺れ・・知らないんです。

実は、嫁さんと友人とで御嶽山へスキーに行ってたんです。

ちょうど【あの時間】は、スキー場到着寸前。

当時携帯持ってなかったし、　持っていても通じなかっただろうし（当時なら）

到着したら・・・天気いいし　のどかな雰囲気。
当然、　夢にもそんな地震が起こったなんて思わなかった。

しかし、昼前になると　何気に公衆電話に列が・・・
近づくと、

神戸で地震あったらしい。
火事もおきてるらしい。
結構揺れたらしい。

なんて事が分かってきた。

・・・で、　親元に【大丈夫か〜？】って電話したら・・・

・・・・・えらい怒られまして

母親談：こんな大変なときに！　呑気にスキーなんか行って！　親不孝もん！　・・・って。

そりゃね、　地震あるってわかってたら　だれもスキーに行へんけどね

朝から　連絡つかないし　随分心配させたんでしょう。

私、当時っていうか結婚当初は　城陽市に住んでました。
今はもちろん井手町内。

私にとっての震災当日の思い出は

・スキーに行ってたこと。
・親が怒ってたこと。
・帰りに寄ったガソリンスタンドで、倒れた阪神高速の映像見て凍りついたこと。
・スキーの帰り、名神が大渋滞で　膨大な自衛隊の車両を目撃したこと。

私当時は、バンドマンで生活してた。
複数のバンドに入っていて、メインは京都のバンドで月に数日〜１０日くらいの仕事。
その他は大阪梅田の今はなくなったダンスホール　ワールドっていう化石みたいな古いダンスホールでの仕事。
そこは毎日年中無休。
震災の翌日だけ臨時休業で翌々日から『普通』に営業してた

おそるべし！　【オオサカパワー！】（笑）
そんな時から営業する方もする方だし、
来るお客さんもね。

あの時は　とにかく通勤が大変だった。
いつもマイカー通勤だったけど
原付スクーターに登山用（風）リュックに自分の楽器と、
カセットボンベをイッパイ詰め込んで、

・・・こけたら死ぬな・・・って思いながら自転車道走って行った。

自転車道に原付って　やっちゃいけないことだけど、
救援物資運ぶバイクの多かったこと。

私も、バンド仲間へ色んなもの買いこんで持って行った。

あの当時ハヤリはじめたドラッグストア。
京都から、大阪へ近づくにしたがって　商品の価格が上がっていってた。

でも、あの震災が　音楽の世界から足を洗うきっかけになった。

色々お世話になってた同じ楽器の先輩方が
神戸界隈の方々が多かった。

住んでたマンションに、隣のマンションが倒れて突っ込んできたとか、
近所の道がふさがって、どこにも行けなくなった人や、
今まで行ってた仕事が、全く無くなってしまった人や。
要するに、家も仕事も同時に無くした先輩方がおられた。

私は　レギュラーバンド２つ入ってたし　家はもちろん大丈夫。
ガラスのコップが２つ割れただけ。
仕事で言えば、梅田のバンドは、震災でも関係無しに営業やってるし（笑）
京都のバンドは演奏旅行や小中学校の音楽鑑賞がメインだったし、
いわゆる震災の影響が少ないバンドだった。
あの業界では比較的安定していた方だった。

当時私は２６才。

プロとは言ってもレベル差は格段にあって、
自分なりに目指すレベルがあった。
２５才までに　そこそこ目指すところまでいけなきゃ・・・やめようって思ってた。

でも・・・意思が弱いというか　ずるずるいってしまって、
２４才で結婚して２５才で子供生まれて２６才で転職を決断！（笑）

私の代わりやってくれる人なんて　いくらでもいた。

そこから親の仕事を継ぐため生活は一変した。

親から商工会青年部入部を勧められたのもこの年。

断った。

・・・でも、青年部で新事業の『ほたるコンサート』っていうのを企画されたとき

親から　「見に行ったら？」って言われてもね・・・

なんで　田舎のしょぼいコンサートなんか見に行かんなアカンねん！ってね。

・・・でも、ガスの配達してても　【ほたるコンサート】の会場近くの配達が増える（笑）

多賀のてん茶工場近くで音が聞こえて、　　

ああ・・地元で　こんなんもエエかな・・・って　チョットだけ思って翌年入部した。

そう言ゃ　消防団。

結婚と同時に城陽へ引っ越したから

住民票・・・井手じゃない！
仕事・・・井手じゃない！

ってことで、消防団クビになっちゃいまして（笑）

この年、地元で仕事するんやったら・・・ってことで消防団復活となった。

近隣の町だったら、入団時点で　住民登録か職場があったら
その後引っ越しても継続できるところもあるらしいけどね

あの、　【お前！　消防やめてもらうし！】って言われたとき

・・・・・・・・・・・・・・・・ショックやったな〜。

地元から追い払われた　って感じ（笑）

とにかく、震災は多くの人々の人生を変えた。

私もね、ものすごく変わったと思うな。　うん。

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