連休が明けました。

本来ウチの仕事は、世間の休日がメイン。
でも商工会も消防団も地元行事も当然休日になってしまう。

この連休は消防団支部の旅行だった。

今回は北陸。加賀百万石の地です。

9日朝出発時、とても寒く京都は雪の予報がでていた。
当然行き先が気になっていた。

雪で行けなくなったりするのかな?
旅行社はどんな対応してくれるんだろう?

きっと『なるようになるんでしょう。』って感じで気にしない。

一応幹事だったわけだけど気候相手じゃジタバタしても仕方ない。

当然出発後どんどん雪が降ってくる。
滋賀県福井県は京都より降って当然なんだけど、家に電話してみると

雪でえらい事になっているらしい。

大阪へ物件調査に行ってる従業員さんからも悲鳴のメールが!

キタの南森町周辺でコレ!

怪我でもされちゃ大変だ!と早々に帰還命令を出し、
家族にも自宅待機を命じた!

だれも聞かないけど。


そんなこんなで多賀SA到着、ちょいと休憩。
名神も雪で所々渋滞してたけど、
SAの女性トイレの渋滞はスゴかった!!

『男でよかった!』と痛感しましたね。

みなさん震えながら雪の中を待つんですからねえ。
50人くらいは並んでたね。風邪ひく人多いと思うな。

またそんな時に限ってトイレ工事で規模も半分だったしね。

休日なのに何故ゆえトイレ工事するのか私にはよくわかりませんが・・・
きっと大変な事情があるんでしょう。

さて、昼ごはん。

これぞ雪見障子

福井は鯖江の麺めんどころ『聴琴亭』
越前そば!なるものをいただきました。
食事もさるものながら雪景色が絶品!

建物もお庭もなかなか立派でした。
やっぱり歴史あるものの『迫力』は違いますねえ。

そんな中で大変美味しくいただきました。

でもカメラ持っいったらよかった。
携帯で撮ったので写真がもうひとつや。

それにしても普段目にしない雪景色とは良いもので、
まさに『旅』気分。
仕事の緊急事態でも、すでに帰れない場所。
あきらめと引き換えに、なんともいえない開放感に似た気分になる。
べつに普段隔離されているわけではないんだけどね。

しばらくして何故か?予定よりも早く到着しました。
本日の宿は『ホテル百万石』

でかいです。
ふつーに迷いそうな宿ですね。

みんなはすぐさま風呂へ。

私はというとO君が持ってきた葉巻を堪能することに。
パイプはよく喫うけど、葉巻は新婚旅行以来。

少しばかりの知識はあっても実際は全く違うしね。

O君は私よりひと回り以上若いのにオッサン的な一面を持つ
ナイスなヤツです。
タバコと酒の話は尽きない。
いつまでもそのままでいてほしいなあ。

O君の葉巻は、念入りに4ヶ月湿度管理のうえ熟成された一品。
いい香りです。
一本1,000円だって。
2本買いました。もう一本はカストロ議長愛用の葉巻で
一本3,000円。

集中しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました。

まあ二人でゆったりと葉巻を楽しみました。

そのせいか、風呂から帰ってきた者どもは
部屋に入るなり開口一番

『ナニ?このにおい!』『すっげー煙!』

・・・・・・・・。

そりゃそうですね。
喫わない人には不快な臭いと煙です。

それよりも二人して怪しげなものを喫ってる姿が
かなりウケました。

マフィアみたいだそうです。

まさに至福のひと時でした。

宴会まで十分にあったはずの時間も葉巻だけで使
い切り
風呂も入らず宴会突入。

まあ普通に盛り上がりました。
疲れている人もいます。

そして2次会のラウンジ
やたらと広い!
昔のキャバレーもこんな感じだったのでしょうか。

そんな中でもヒトキワ目立つO君。
一番若いのに一番オッサン。

私も人のことは言えませんが・・・。

ヤバイですね。人相悪いですね。
なのでモザイクは思いっきりかけておきました。
・・・・・・・・・
この日は大変よく飲みました。
その後みんなでラーメンを食いに外へ出ました。
むちゃくちゃ寒いのに!この格好で!
でも旅先ではこんな思い出が一番です。
だれもホテル内のお祭り広場に『居酒屋』も『ラーメン屋』もあったのに!
なんて言いません。
これで良いのです。
・・・・・・・・・
そして翌日。
何故か早く目覚めて一人で風呂へ行きました。
このホテルは24時間風呂に入れるとのことだったので、
3回くらい入ってやろうと思っていたのですが
結局この一回。
いい湯でした。
温泉って不思議ですよね。
ここの温泉は浸かると腕の重さが変わる。
言葉で言い表せない感じ。
たぶん酔ってたんでしょうね。(笑)
そして朝食。
だだっ広い場所でバイキング。
鄙びた旅館も良いですが、こういう馬鹿デカイ旅館も良いモンです。
私個人じゃ絶対行きませんから。
・・・・・・・・・
朝9時半出発。
この宿では、最初から最後まで同じ担当のおばちゃんが世話してくれるんです。
宴会も各部屋に呼びに来てくれるし、2次会も引率。
朝も起こしに来てくれて、だから出発も遅刻者なし。
幹事にとってとても楽な宿ですね。
宿を出発して間もなくお土産を買いに『○本海水産』へ。
見るからに『旅行社と結託してます』っていう感じ。
バスで到着するや否やモミ手で近づく担当者。
『新鮮な魚介がありますヨ!』『オススメは幻のノド黒!』
・・・・。
冷凍でした。しかも入り口で焼いて実演販売。
お店の中も期待どおり定番のお土産ものの数々。
何も買えませんでした。
高速のSAで買おうと思いました。
でも消防の先輩が、
今日は『子持ちの甘エビ』を買いに来たんや!わかってるな!?
だって。
こういうことをハッキリ言ってくれると幹事はやりやすい。
まあバス運転手は土産物屋とグルですからオススメの店なんて聞けません。
嫌がる運転手に無理やり適当なスーパーへ寄ってもらい情報収集。
レジのおばちゃんに『この辺でエエ魚介類売ってるとこないか?』
失礼な話です。
ココにも魚介類売ってるんだけどね。でも答えてくれました。
・・・この先を○×mくらい行って左折で次を右折でどうのこうの・・・
イザ出陣です。
携帯のGPSを使って検索! ありました!そのお店!
幸いにもバスはそのお店の前を通りそう。
無視して行き過ぎようとする運転手に、
ソコ停まって!
と『多少』大きな声でお願いする。
いや〜消防での発生練習が役立ちました。
このお店は小さく見えますが宅急便のノボリがいっぱいあがってました。
送る程の物がいっぱいあるんでしょうね。
先ほどのみせには・・・。
甘エビ!!ありました!!いっぱい良いのが!
上機嫌な私たちと対照的に運転手は苦笑い。
こうなったら戦いだ!
でも命を預けているわけですからオトナの静かな戦いネ。
ブツブツいう運転手は無視して、いざ兼六園へ。
果たしてこんな野郎どもが黙って行くのかわからなかったが、
意外と素直についてくる。
兼六園も文句言わずに散策する。
それにしても気持ち悪いところだった。
山の上にあるのに庭園に川が流れ池もある。
今時ならポンプで汲み上げるだろうが昔からの庭園でそれはないだろうし、
しかも結構な量の水を外へ排水している。
パンフレットにも見当たらないし、(読んでないだけかも)
出口のおばちゃんおねいさんに聞いてみた。
すると10キロほど先の○○川から水路を引っ張っているとの事。
驚きです。さすが加賀百万石です。

今風に言えば加賀億万長者!ってとこでしょうか?
気分悪いですね。成金みたいで。
まあ城も町並みも落ち着いた佇まいで成金で無いことはすぐにわかりますけど。
でも古い建物を見ていても京都とは全く違うんですね。
歴史はあるんでしょうが京都とはまた違う。
梁や桁の数や太さが違うし材質も違う。
格子戸の京町家風な建物も階高が違うので縦横のバランスが違う。
とても屈強な感じがする。
京都は華奢な感じ。
おそらく雪のせいなんでしょうけどね。
京都の町家なんかこんなに立派な木材使ってませんよね。
ただ、細くても貧相に見せない雅な風情がありますね。
そこが京都の良さかな?
なんて一人でブツブツ考えていた。

兼六園周辺はおみやげの店がいっぱいだった。
九谷焼羽二重餅、なんとか煎餅、由緒ありそうなものから
加賀前田家の家紋を入れてだけでしょ?って感じのものまで。
井手町商工会で橘の紋入りの煎餅作ろうかな?
そういえば石川県に入ると紋だらけ。
よほど前田家が好きなのか。あやかりたいのか。
でも一つのブランドになっているのは間違いないし
すごいもんです。

お土産も見飽きたころ丁度にバスの出発時間。
本当にうまく計算されています。
旅行社の思惑通りに動きました。
人間の習性を見透かされているようで怖い気がします。
・・・・・・・・・
そんなこんなで昼食。
純数奇屋風旅館『唐沢』さん。
立派なパンフレットだったので期待していました。
到着すると、バスの運ちゃんが『お迎え来いひんなあ』って。
なんか休業日っぽい雰囲気です。
でも意に介さず中に入ると『いらっしゃい』と言って貰えホッとしました。
昔、はやっていたんだろうなあ。
やたら立派な一枚板造りのテーブルが山積みされている。
宴席は2階。とにかく寒い。到着予定を10分ほど過ぎただけなのに。
もうまな板の上の鯉状態です。お店は変更できません。
寒い!と言うと暖房を入れてくれました。

乾杯はとりあえずビールになりましたが、すすみません。
焼酎のお湯割をいただきました。
これは美味しかったんですが、御代わりのたび毎回うつわを引き上げて持ってくる。
もしかして洗ってない?って感じでした。
このお店では各家庭にまつわる食べ方が話題になりました。
Aさんは朝食に、冷ご飯に熱いお粥をかけて食べる。
Bさんは炊き込みご飯にお粥をかける。
Cさんはそんなの食べれない!
Dさんはうどんをオカズに飯は食えても蕎麦は無理。
Cさんは2日めのすき焼きを飯に乗せて食う。
Dさんはスルメを裂いて醤油にまぶし飯に乗せた弁当が好きだ。
そんな感じの話題が延々と続き楽しいひと時を過ごせました。
みんなご近所同士でもこれだけ食が異なるわけですね。
おもしろいもんです。
これも消防団みたいな集まりでないとできないことです。
世代の違うご近所同士のコミュニケーションって大事です。
一昨年、ガラでもないですが小学校のPTA会長って役職になっちゃいまして
保護者でも地域コミュニケーションの出来てる人とそうでない人との差を感じました。
まあ保護者同士の中は別として、互いの子供の事まで見えてくるんですよね。
そうすると子供も悪さできなかったり、犯罪抑止にもつながる。
どこのだれかさんの家の隣は誰か住んでるの?
なんて聞けば、
誰々のおばあさんが住んでるよ。など
緊急時の高齢者対策にもなる。
消防団って言っても皆本職があり、
実際の火事の現場に遭遇する確率は低いわけで、
仮に遭遇しても本職の消防署員が来る前の初期消火や、
消防職員のサポートをする。
機材の関係で、することの無い団員がギャラリーとともにあふれる事もあるけど
それはそれで交代要員としても頼もしいもんだ。
なんといっても消防団にとって火事の後が大変だ。
消火後も一昼夜火の番をしたり、現場検証に立ち会って焼け跡発掘作業したり、
放火が原因だったりすると連日連夜パトロールすることになる。
この世知辛い世の中でボランティア意識で集まって、つらい訓練や活動するんですから、
せめて何か楽しさが無いとね!
消防団に色々文句言う人もいるようだけど、そんな人に限って
他に楽しいこといっぱい知ってるんだろうなあ。
きっと。
お金もね自腹多いのにね。
・・・・・・
まあ、お腹いっぱい雑談できた旅でした。



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