マムシの反響

先ほど、私の携帯にメールが来た。
伊根町の和田さんだ。


伊根町の和田さんとは、商工会青年部の交流で知り合った。
同じ時期に青年部部長を経験したものどうし、
同い年、
イネ町・イデ町 よく似た名前の町どうし。


・・・で、いつも会ったら 【釣り】のハナシばかり。


今日のメールは、先日のマムシのはなし】に対しての反響。
共通の ネタが増えたようだ(笑)




以下に そのメールの内容を紹介しよう。
ちなみに転載の許可はとっていない。
まあ・・・きっと・・・大丈夫だろう。



携帯での書き込み方がわからないので、直メで失礼します。

マムシは僕の小さい頃はマムシ取り専門のおっちゃんがおって、腰から竹の籠ぶら下げてよく取ってました。

マムシは特に値段が良かったらしいですわ!(確か1匹約1万位だったような)

あの、おっちゃんも大体マムシの居る場所は分かる言うてましたけど、やっぱり匂いを頼りにしてたんかな?

伊根町のオッサン達はマムシを見つけると、持って帰って一週間程、水の入った一升瓶につけてその後、焼酎漬けするか、
(僕も持ってるよ!)

ワイルドなオッサンはその場で鎌で腹を裂き、心臓、肝臓、胆嚢は持ち帰り、身をひっくり返して皮を剥ぎ、

真っ白な身は焼いて食べるか、干してますわ

(え・・・私、やったことあるけど・・・)

僕は小さい頃、親戚の押し入れにあったマムシの焼酎漬けを見て以来、ヘビトラウマになってしまいました。
(ウチは、事務所の入り口においてるよ)

お腹が痛い時など、それを平気で飲んでいた従兄弟たちを見て、同じ血筋かと信じられませんでした。
(あれ・・・腹痛に飲むんや・・・はじめて知った!)

今でも、たまにマムシの首根っこを右手で掴み、軽トラの助手席の窓を開けながら、運転してるオッサンが
(へ〜・・・こんどやってみよ)

すれ違い様、『採ったぞぉ〜!』みたいに満面の笑顔で見せて来る時は、いつもと違い目を合わせないようにしてますわ。
(そ・そうなんや)

昔、●●●の●●●長が新●の●●連にいた頃、伊根町土産にスタンダードマムシと赤マムシの焼酎漬けをカバンに詰め、土産に持って行ったら本気で嫌そうな顔して・・・



へ〜、 そうだったんだ〜。


伊根町も 井手町も似てるやん(笑)
って、 ウチの近所で どれくらいの人がやってるんだろう?


私は、 子供のころから 親父が捕まえてたから知っている。


親父はガスの配達中に道路に横たわるマムシを見つけると、
マムシの頭だけを車で轢いて、 ポイッっと軽トラの荷台に乗せて持って帰っていた。


親父は私に言った。


お前も 車運転するようになったら こうやってマムシ捕まえたらええぞ。 安全やしな。


でもな・・・うっかり胴体を轢いたら、 皮剥きにくいぞ



・・・・って、 俺にもやれってこと?(笑)



しかし、【その日】は突然やってきた。




親父が留守中、 母親がガレージにマムシがいるのを見つけたらしく・・・


マムシや〜!! 捕まえて〜!! 
・・・っと 大声で私に。


私が、 鉄パイプ2本で押さえかかろうとすると、


母親は キズつけたらアカンで! 
・・・・って ?????


私は やさしく丁寧に マムシをからめ捕った。
ひとつ間違えばエライコッチャです。


そして母親は包丁とまな板を持ってきた。


や・・・  やっぱり食う気なんや(笑)



マムシの頭をもった私に 皮を剥けとのたまう母親。


私は噛まれるのがイヤなので、 まな板にマムシの頭を釘で打ち付けておこなった。


母親は、 親父がいつも 簡単そうにやってた ・・・ と言った。



しかし、 帰ってきた親父は 難しいのによくやったな〜 と言った。
自分もアタマを押さえてやってる・・・と。



見てるだけの人の言うことは あまり信用しない方がよい。

よい勉強になった(笑)



頭さえ固定したらマムシも怖くない。

首のあたりから包丁でキズをつけて皮をむく。


内臓がポロポロとれた。


その瞬間からマムシは動かなくなった。


母親は、内臓と血を飲めという。


私は、アホか! 知らんもんが こんなんで毒もろたら エエ笑いもんじゃ!


って言うと、 じゃあ私が・・・ なんて言いそうな気配だったので
さっさと捨てた。


身と 皮だけありゃ 十分でしょ! ってね。



身は 一夜干しすることに。


皮は楊枝に刺して干しておいた。



・・・・翌日、結婚前だったか新婚だったか忘れたが ウチの嫁さんを呼び、
みんなで焼いて食った。


みんなに勧められ、固まりつつも食べていた嫁さんのヒキツッタ笑顔が思い出される。



マムシの身は 一夜干しくらいが限界かな。


一週間ほど干したら 硬くて食いにくいし。




・・・で、次の焼酎漬けのハナシは、 次回にしよう。
  





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